【音楽】TU-884CD製作 【前編】
2008年 05月 03日
今回は基板製作までを記事にしたいと思います。
続き書いたらリンクしときまーす。
先ず基板を割ります。基板にはミシン割線とVカットが入っています。部品をつけた後割りたくなりますが、その際ハンダ付けした部分を傷める可能性があるので、必ず最初に割っておきましょう。Vカットは机の端を利用すると割り易いですよ。
次に部品をハンダ付けしていきます。
部品は一応小分けに袋詰めされていますが、やはり抵抗などは分かりにくいですね。
できればテスターなどあるとベストです。テスターは0オーム調整をしてからレンジの大きい方から測定していきましょう。
針がなるべく振れるレンジで測定がよいです。抵抗には誤差もありますので大体でかまいませんけど。
上の写真の右側に青い部品があると思いますが、これは積層セラミックコンデンサです。
C8(0.47μF)です。
この部品の印刷が殆ど読めない(474と表示とありますが)ので、間違わないように。
尚、一部の抵抗と一部のセラミックコンデンサ(茶色で丸いヤツ)はB基板でも使用するので余ります。
トランジスタ、FET、ICは半導体ですのであまり熱を加え過ぎないようにしましょう。
ある程度ランドと足を温め、さらっとハンダを流すのがコツです。
また、部品が浮いたりしないようにするには、まず片方の足をハンダ付けし、部品面から部品を押しながら再度ハンダこてで温めるとパチっと部品がキレイにはまります。
そのあとで他の足をハンダするとキレイですよ。
向きのある部品は間違わないようによく確認してからハンダ付けします。特に電界コンデンサ(円錐形のヤツ)はわかりづらいですから...基板上に”+”と書かれた方の穴に足の長い方を刺します。
すると”+”と書かれた方と反対方向に円錐部分の白い線が来るんではないかと思います。
これが正解ですよ。またトランジスタやFETは部品名が書かれた方を”E”とか”B”とか”S”とか”D”とか書かれた方に向く様に入れ込みます。
ICの取り付けは放熱板に軽く留め、基板へ刺し基板と放熱板を先に固く留めます。
ハンダ付けが完了してから最後に放熱板とICを固定します。
コネクタはコネクタの切欠きと基板上のシルク(白い線のマーク)を合わせます。
真空管とLEDはハンダ面に取り付けるため、注意が必要です。
ハンダを盛るのも部品側(ハンダ面)ですよ。
LEDの足は特にひっかかりもないのに真空管のソケットと同じかそれより低くしないといけないので難しいです。
ここは先程の方法を応用し、一度片側をハンダ付けし、部品を持って長さを調整できるようにし、ハンダごてでハンダをとかしつつ調整してください。
あまり当て過ぎるとハンダがヘロヘロになるので一気に決めましょう。
そして完成(^^V
同様に基板B,C、Dも組み立てて下さい。
基板Bのスペーサが結構難しいですね。
取り扱い説明書には6mmと書いてありますが、ちょっと長めにするのがいいです。
スペーサは2本入っていますので、余程失敗しない限りなくならないのではないかと思います。
A基板とC基板の取り付けですが、取り扱い説明書の図のパターンを見ると恐らく逆になっていると思います。
図の見た目を信じるのではなく、取り扱い説明書にもある通り、A基板とC基板のシルクで書かれた”SG”と”SS”を同じ方向になるように固定しましょう。
その時歯付きワッシャをかますのを忘れないでくださいね。
次回はいよいよアッセンブリ組み立てにいきたいと思います。
>後半につづく