いつも描いているイラストの下書きが出来るまでをお送りします。線画はこのあと墨入れ(清書書き)になる訳ですが、線画→色塗りの段階でもデッサンのオカシイ所は出てきたりするので、完成という訳ではなく、次の段階へ進める程度のものとお考えください。いつも大体このくらいの修正を繰り返しています。ちなみに、私の場合の修正は、元のイラストをコピーして保存し1枚のイラストをどんどん修正していくという工程です。最初はペンの大きさ25くらいからスタートし25→20→13と細くしていくといいかもです。墨入れは最近では6が中心で太くしたい所を10や12で、髪の毛などは4くらいで描いています。使用しているアプリはCLIP STUDIO PAINTです。

いつもどうやって描いてるかは皆さんに見せてるので知ってるかw
で、今回のイラストはみあちゃんが色々サポートしてくれたので、まあ書いてみようかと。
最初のだけ、TegraNOTEで描いてます。他はCLIP STUDIO PAINTです。

正直、このラフは別に水着を書きたかった訳ではなく、こういうのが浮かんだので描いただけ。
こういうメモみたいのがすぐ描けるのがタブレットのいい所だね。
だけどクオリティはとても低いので、なかなか難しです。

ここから水着少女というモチーフで書き直しています。
どストレートに好きな少女で好きな髪形にしよう!と。
ただまあ、水着は最初のイメージから描いてるのでイマイチかな。

顔をちゃんと描いて、水着も調べて今年流行のやつにしています。
体型が隠れるという触れ込みらしいww
そんだけだと面白くないので、水着の紐が実はきわどいという設定ですね。

ここで一度裸のアウトラインを描いてます。まあやけに細かい描写もあるようだけど、あれはゴミですw
左足が完全にオカシイことにここで気がついてます。
この腰とお腹ですが、某妹が好きになっちゃうアニメの読モの妹のフィギュアを参考に。

さらさとこれで終わりにしよう!と描いたもの。実は髪の毛もアウトライン描いたんだけどだめだったww

髪の毛とかを書き直したもの・・・・。と、ここで情報量が圧倒的に少ないことが気になりだしたので(最近いつもそうです。)注目して欲しい所のアクセサリを増やしました。髪飾りとか胸の花とか腰とか右手のアクセとか。実は一度デザインしたものを修正するのは、ものすごく抵抗あるんですよね。例えば髪飾りの場合、ここに花を描くとリボンが見えなくなっちゃうのですよ。そのラインを見せられないのがスゴク抵抗なんですよね。
でもそういうのをコントロールしないと良くならないですから。

最後にどうしてもスカートのぼってりしてるのが気になって、何度も何度もフリルを足したりレース足したりして情報量をあげようとしたんだけど、このイメージにそういうのを追加すると違和感が仕事をしますw
で、思い切って一度スカートを消して、水着だけにして(書き直して)、そこにリアル水着の資料を調べた上でそのスカートを持ってきました。そうすると、自分ではいま一つ気がついてなかった(何となく感じてたけど)右手とスカートの前後関係もスッキリ!!(みあちゃんありがと)
背景はどぱーんと水しぶきが上がってるものを海に追加して完了しました。
ここまでに1週間くらいかかってます。
この段階で十分検討しないで墨入れ→塗りと進めてしまうとあとから良くならないんですよ。
あと、1週間くらいかけてると、結構冷静になるのでオカシイ所もよく見えるようになります。
実はイラストを描いてる本人もわかっちゃいるけど、そこは表現したい所だから変えたくないの!
って結構思ってたりするので、それが解消する時間が必要だったり。
ま、表現したい所じゃなく、デッサンオカシイ所だよって自分で言い聞かせないといけないのです。
結局うまくなるってーのは、自分の勘違いをいかに説得できるか、なんだよね。