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【文庫・マンガ】流れよわが涙、と警官は言った フィリップ・K・ディック -2014.12.28-

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wikiを読んで興味をもったので、読んでみた。





フィリップ・K・ディックといえば、自分はブレードランナーの原作者というイメージが強いです。
その他にもマイノリティリポートやトータルリコールなど、映画化された作品が多いですね。
特にブレードランナーは大好きなので、名前はものすごく記憶しているのですが、実は本を読むのは今回が初めてなのです。映画の原作って基本読まないので。
で、この作品ですが、wikiによると、こんなあらすじ。


舞台は1988年10月11日のアメリカ合衆国。ちまたでは『ジェイソン・タヴァ・ショー』と呼ばれるバラエティー番組が話題となり、常に高視聴率を維持し続けている。その番組の司会は、3000万の視聴者から愛される容姿端麗の男、ジェイソン・タヴァー。歌手でもあり俳優でもあるいわゆるマルチタレントであり、火星のコロニー住民にも存在を知られているが、その経歴などは謎に包まれており、ファンにも彼の実の姿を知るものはいない。実は彼は遺伝子操作を受けて生まれた新人類、「スィックス」と呼ばれるデザイナーベビーであった。彼らはあらゆる所に拠点を置いて生活している。彼の番組は夜中に放送され多くのファンを魅了しており、私生活も悠々自適であった。

ある日、彼は見知らぬ安ホテルで目を覚ます。気がつくと手元の身分証明書が無くなっており、馴染みのある知人やファンからも存在を忘れ去られていた。突然の理不尽な出来事に納得ができないタヴァーは、あらゆる手段を使い自分のアイデンティティを取り戻そうとする。しかし、物的な証拠は見つからず、国家のデータバンクからも存在自体が抹消されていた。本人が所持しているIDすら偽造のものであった。

彼は「存在しない男」になっていた。もはや誰も自分の存在を知らない無色透明な存在…… 自分に関する手がかりを探して行く中で警官にも追われることとなり、彼の身に次から次へと奇怪な出来事が起こるようになる。そんな中で自暴自棄になった彼が起こした行動とは。ラストは衝撃的な事実が明かされることになる。


なかなか惹かれるでしょw
実際読んでみて思ったのは、非常に読みやすかった。
SFって結構疲れる内容というか入っていくのに時間かかる作品多くて、電車の中で気軽に読むって感じじゃないんですよね。ところが、本作は非常に入り安く、次から次へと事件が発展していくのでぐいぐいっと引き込まれること必須!!
そして、結末は・・・・・・・
まあ、これ読んで気になったら読んでみてください。
オススメです。

フィリップ・K・ディックは、今ハヤカワ文庫がPKD祭りと称して、色々と復刻版だしてるので、買いやすいと思います。まあこの本も1、000円くらいするので、値段がちと高いんですけどねー。
今ラノベを2冊読んでいますので、それが終わったらまたPKDを買ってみようかななんて思ってます。
この人SFと呼ぶにはうーんって感じだけど、小説としては面白いですよー。
Commented by Palm at 2014-12-30 13:57 x
むかーし読んで内容忘れてしまいました。そいういう時はまた本棚から出して読む楽しみがSFにはあります。

なお、グレッグイーガンは疲れていつも読むのを途中でやめてしまいます。
Commented by dot3pso at 2014-12-30 14:50
>ぱーむさま
うんうん。
今PKD祭り中なので、また読んでいないものを読むのもいいかもですねー。
グレッグイーガンは知りませんでした。かなりハードSFぽいですね。量子物理は大学でも苦労しました。あんなのがメインだとちょっと・・・・・
ま、ヒューゴーとかネビュラーとかはあまり読まないですね(意図的に)。
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by dot3pso | 2014-12-29 00:27 | 文庫・マンガ | Comments(2)

システムとハード設計が本職ですゲームと車はもう血肉。


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