【文庫・マンガ】オー・ドロボー -2014.10.11-
2014年 10月 11日
岬かつみ著
イラスト:れい亜
ファンタジア大賞<金賞>作です。
世界中の泥棒の子孫達が、世界一を決めるべく一つの島に集まって熱い戦いを繰り広げる・・・・
んだっけ?w
本作、誰がどの子孫だかを想像するのが一つの楽しみになっております。
あとは今回の泥棒選手権の意味とか裏とかそういうのが推理っぽくなっていて面白いといった感じでしょうか。
まあね、いきなりアルセーヌルパン(ナイスボディの女の子。フランス人)ですから。
出てくる泥棒は架空のものが結構混じっていて、その辺りがついていけるかですかね。
というか、定番なんですが、みんな10代の女の子ばっかりというのもなあ~
ま、いい感じのおっさん(私の中では)のディエゴが良い役なのでそこは楽しかった。
また、やっぱりというか、架空の人達はメディア作品にかなり影響されとります。ルパンとかその周辺はルパン三世そのままって思うところが結構あります。あとは、定番のキャラクタに近づけたらこうなったという感じかな。
という訳で、すごーくオススメとは言いませんが、そこそこ楽しめました。
ゲラゲラ笑うとか、すごくワクワクとかはないです。
また、正体がわかってしまう後半は楽しみが減ってしまってなんだかなあと思わなくもないですかね。
戦闘(盗みっぽいのは殆どなく、ほぼ戦闘)もなんか工夫がなくってがっかり感満載です。
というかやっぱルパン三世みたいな罠をいかに工夫するかみたいの欲しかったなあ。
忍法とか、ほんとガッカリ。
女性設定も悪くないけど、荒々しい戦闘するならおっさんがヨカッタなあ。
自分のようなオッサンからすると、これが金賞なのか!って思ってしまうのだけれど、クオリティは基準点をクリアしてるので、女性だらけの盗賊に囲まれてドキッとする人にはオススメかな。
ルパンは悪くないですね。
2巻は・・・・・買わないかな。