【イラスト】これが王道! レイアーの使い方
2012年 03月 28日
まあなんつーか、私もいろんな人の説明をみてこうなったんですけどね。
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まずは肌の塗りから。
私の場合は重ね塗りとレイアー塗りを場合分けしています。
(1)肌の塗り
①まず一つのレイアーに基本色(黄色ぽいの)を塗り、その上にそのまま濃い肌色を塗っていきます。この作業が実はとても面白いんですよねー。私の筆は最も固い設定(エッジが立つ)で、はっきりと筆のあとが残るのですが、こうやって塗っておいてあとからボカシツールなどで均した方がいい感じです。
最後に光の当たる部分をボカシ消しゴムで消して白くします。(ここ背景が透けるので注意ですよ!)
②影1となる部分を塗ります。これはもうささーとw塗ってください。あとで落ち影がこの上に乗るので、ばばっと広く塗った方がいいかもしれません。塗ったあとにボカシ消しゴムで境界線をボカシてください。あとで書きますが、この色はちょっと黄色寄り。
③影2は実は影1をコピーしたものです。同じものです。で、影1を黄色寄りの色に、影2を赤寄りの色にします。すると、ボカシ消しゴムで消した部分が影1と影2の色がまじりあって不思議な感じになります。これはレイアーを使い分けないとできない芸当ですね。
④落ち影ですが、ここでの落ち影は影2(影1)の塗りの上にクリッピングフォルダで塗っていきます。つまり影2(影1)の塗り方で濃さが決まるのです。面白いですよー。まあ影2(1)で塗らなかった所に塗りたい時はこの上のレイアーに新規レイアーで描くしかないですね。
⑤最後に赤みをつけて終了です。(ハイライトもいれてくださいね。今回は説明していません)赤みは頬や太股、膝、肘、などです。血流のある所にいれるのですよね。本来w まあ個人の好みで。私はピンクを薄くした色をエアブラシで吹いてます。
さて。そしたら次は髪の毛いきましょかー。
(2)髪の毛
①まず基本になる色をべた塗りです。肌の基本色は筆でいつも塗るのですが、まあ髪の毛はめんどくさいのでべた塗り(バケツツール使います)です。
②髪の毛を描いていきます。ここが正念場ですよ!1本描いたら、新しいレイアー作って描いてください。なぜそうするかというと、描いたあとボカシ消しゴムで片側や上端などを消すからです。
③描く⇒ボカシ消しゴム⇒新レイアー⇒描く・・・・・を繰り返します。まあ大体70レイアくらいいきます。
④全部できたて修理も終わったら、全部合成します。重くなっちゃうからね。で一つのレイアーに。
⑤さらにもう一つレイアー作って、さらに濃い色やちょっと違う色をつかってエアブラシで吹きます。ぼうっとした影や光の具合で違う色に見えたりする所です。
⑥光沢レイアーを作って、白や赤などでハイライトをいれます。アニメっぽくする時は線画で、今回は少なめでエアブラシで吹きました。もうここは絵の雰囲気で毎回変えています。色々な表現方法があるので色々試してみるのがいいかなー。
⑦最後に、前髪が透けて肌色が見えてる効果を与えます。さらに上にスクリーンレイアーを作り、肌色をエアブラシや筆をつかって顔に近い部分に塗ります。そうすると、透けているように見えます。
今回は以上です。
ほんとは髪の毛の影の塗りがとてつもなく難しいのですが、そこは描きまくって慣れるしかないかと思います。まあこんな結果にこんなレイアーはいらないと言われそうですが^^;
洋服のしわを描くときも、筆や鉛筆でさっと塗ったものの片側をボカシ消しゴムで消すとあら不思議しわっぽく見えますw髪の毛とほぼ同じなので、この手法をマスターすると色々と便利ですよ。
もう下手くそなのにこんなの描いてすいませんでした。
絵ブログ終わっちゃったしね。・゚・(ノД`)・゚・。