【PC】ATI バイオハザードのスコアは八百長か!?
2010年 01月 22日
先日、私のマシンでもCatalystのバージョンを新しくしたら、バイオハザードのスコアが大幅にアップしたのをお伝えしました。
【PC】Catalyst 9.11で試すバイオベンチ
HD 4850で、
9.3 : ランクC 平均26.7fps(最高負荷 1280×960時)
↓
9.11 : ランクB 平均52.0fps(〃条件)
確かに変わり過ぎな訳ですが、マイコミジャーナルによるとですね........
抜粋します。
ただやはり「チューニングでこんなに上がるか?」という疑問は当然出てくる。ドライバを変えた瞬間にスコアがブーストするというケースでは、しばしばトリックが使われることが多いからだ。具体的には特定のアプリケーションの性能を挙げる場合に、描画オプションを無視する(例えばAntialias Onになっていてもこれを無視する)ことで性能を伸ばすことが多い。
つまり、最高負荷に設定していたハズなんだけど、バイオハザードのexeを動かすと、それを検出して、設定を下げているのではないか、といったものでした。
その証拠として、
これを見分けるのも簡単で、通常ドライバはアプリケーションの実行ファイル名を見て判断しているので、ファイル名を変えてしまえばよい。というわけで、ためしにBIOHAZARD 5の実行ファイル名の"BH5DX10.EXE"を"BH5DX100.EXE"に変更してベンチマークを行った結果が表3である。まぁやはり案の定、というスコアであった。
■表3
ファイル名比較(Radeon HD 4890)
Area 1 Area 2 Area 3 Area 4 Overall
BH5DX10.EXE 79.8 61.0 44.9 59.8 59.7
BH5DX100.EXE 76.6 37.0 14.9 36.5 38.1
つまり、実行ファイルのリネームをしたら、とたんに落ちたということであった。
だが、この人は白状しているけど、このあとシステムの何かが壊れてベンチマークが起動しなくなったそうだ。アプリケーションの実行ファイルをリネームしてシステムが壊れるのもちょと変だなあって思いますヨ。(再インスコを試せばいいんでない?て思う)
以前異方性フィルタでnVIDIAとATIが揉めた時、ATIはごまかしをしてたんだよね。
ちょっとそれを思い出したよ。
まあだけど、その後、nVIDIAも同じことをしてきた訳で、どっちもどっちなんだけどね。
んーだけど本当に八百長をやってスコアを上げているのだろうか。
そこで、今度はこちらの記事を参照。
4Gamer.net ― 「ATI Radeon HD 5870」レビュー。世界初のDirectX 11カードは「速い」だけに留まらない(ATI Radeon HD 5800)
バイオハザード5の採用するカプコン独自の開発フレームワーク(≒ゲームエンジン),「MT Framework」はGeForceに有利なスコアが出やすく,以前も,AMDはATI Radeon HD 4800シリーズを,MT Frameworkベースの「ロスト プラネット エクストリームコンディション」へ最適化するのに,数か月もの時間を要していたので,今回も歴史が繰り返される可能性はありそうだ。
この記事自体に証明する何かは何もないのだけれど、業界ではnVIDIAと協力して作られたカプコンのゲームエンジンがATIで低いのは常識みたいな所があるんですよ。
でも、nVIDIAの最適化がそもそも高負荷でアンチエリアスを落とすような仕様であったなら、マイコミが言っている事も4Gamerが言っている事も両方正しいことになりますね。4Gamerさんのスコアを見ていると(低負荷、高負荷)どちらもそんな設定をしているような気がしてきましたヨ。
真相は闇の中へ。
果たして、ユーザーは何を信じて購入すればいいんすかねえ。