【PC】HD6950のHD6970化と「PowerTune」
2011年 12月 21日
実はこれ知らなくて今回HD6950買ったんだけど、なかなか面白いわ。
さすがAMDはどこまで設定好きなんだよ。と。
こないだのベンチマーク編でちょこっと説明したPowerTuneですが、4Gamerにいい記事がありました。
Radeon HD 6900の新しい電力制御機構「PowerTune」検証。これはいったい何なのか-4Gamer.net
HD6900シリーズ(ケイマン)はクロックゲーティングテクノロジーが入っていて、クロックと電圧を4段階程度に可変しているらしいです。たとえば前回の私の実験では、シェーダークロックが250MHzから800MHzまで何カ所かに分けてクロック変動してました。要するにゲームの負荷によって消費電力を可変にできるとのこと。
もともとCayman Pro(6950)は最大消費電力が200Wだったのだけれど、今回買ったのは140Wになってました。これはよくある罠・・・・ではなく、つまりこのPowerTuneによって140WにTDPを絞っているということみたいです。要するに頑張っちゃうと200W(140w+60w)消費できるというみたい。
でも、最大の+20%にしてもスコアが伸びる訳ではなく、OCと同時にやることによって意味が出てくるみたい。また、逆に言うと、4Gamerの記事にもあるようにそこそこのスコアで-10%とかにすれば消費電力を抑えることができそうですよ(おそらく-30wで110w程度に)
なーんだ。でもそれならHD6870とかHD6850を買えば言い訳で、これを買った意味ないっしょ。
まあ欲をいうと、クロック、電圧、PowerTuneの設定をアプリケーションごとに切り換えれるようになってるといいですよねー。
これからのAMDに期待しましょう。
ところで、表題のHD6970化ですが、結構有名らしいですね。こことかこことかを見ると、要するに6970のBiosをロードしてBiosに書き込むとあら不思議シェーダーが増えて、クロックもあがっちゃうみたいですよ。で、そのままだと140Wでリミッターかかってますから、PowerTuneであげるってことみたい。あ、でもリンク記事みると、PowerTune設定を標準にしてても、6970化した所で消費電力増えてますから、そこからの増減ができるということみたいですね。ま、しかし85Wも増加とかwwwないわw
うちのマシンは電源が530Wしかないので、この実験できないんですよね~。
Biosもリファレンスと違って1個しかない感じだしなあ。
でまあ、ここによるとBiosをひっぱってRadeonBiosEditerに読み込ませるだけで、できるかどうかある程度わかるみたいなので、そこまでやってみました。
まずはATIWinflashをダウンロードして起動します。
保存ボタンを押すと、グラボのBiosをファイル化してくれます。
次にRBEをダウンロードし実行
File⇒Load BIOSで先程保存したBiosファイルをロードします。
Additional featuresを押し、右側にある Unlock 6950>6970のラジオボタンが有効ならできる(かな?)
あとはその編集したものを保存して、先程のATIWinflashでプログラムすると書き換わるみたいですね。
しかし、実際これはかなり危険ですよ。失敗すると動かなくなる気がします。
というか昔GF6800をUltra化した時もこんなんだったなあ。
これができたからといってうまく動くとは限らないのもちょっと怖いですね。サファイアは6970化はできるけども問題が発生する場合もおおいとTECH POWER UPにでてました。
最後に-10%時の3DMark11を測定してみました。
CPUは3.8GHz(TC4.0GHz)固定です。
結果は・・・・
標準時が4900でしたので、5ほど上がってますwww まあ誤差ってやつですな。
というわけで、とりあえずこの設定にすることにしました。
予想消費電力は110W。
nVIDIAにしなくてよかったわ。これ面白いw